





水上劇場
電気の特性をフルに使った引田天功氏の
マジックショーである。一日14回
183日一度も休演されなかった。
天功氏は もともと日大出身の電気工学士。
水に浮かんだ水上劇場が ゆうゆうと
向こう側まで半回転しながら渡って行く
内にマジックショーが繰り広げられる
シヨーボートである。
音楽と共に2mもあるアマゾンの
電気うなぎが真っ暗な舞台に
競り上がって来ると
スポットライトが点灯する。
餌付け師が餌のタナゴをやると
パッと電気がつくのである。
その電気をランプに灯しそのランプが
広がっていきショーが始まるのだ。
人間が電気を発見するずっと前から僕らは
電気を出していたんです。
このうなぎのセリフに場内は笑いのうずである。
10匹のうなぎが交代でこの司会を勤めた。
電気の出力は800ボルト。
すぐよこにあるメーターに表示される。
多い時は1500ボルトを越える。
普通の家庭電気が100ボルトボルトだから
相当な出力である。
会場全体が原子力のエネルギーで賄われて
いるのに比べまさに原始と原子の対決である。
天功氏は中央電力研究所のスタッフと
レーザー光線 FM超短波 無線送電 磁気などを
利用したマジックを開発した。
本物の天功氏とスクリーンに映る天功氏との
掛け合いのマジックなども披露された。
エキスポランドのラテルナマジカを更に
一歩進めた出し物である。
メインは空中に浮いた自動車である。
観客はスクリーンに映る
真っ赤なスポーツカーを見ている。
車種は マツダ コスモスポーツ
帰ってきたウルトラマンの特装車
マットビハイクルもコスモスポーツだ。
すると突然本物の車が舞台に出現する。
そして今度はスクリーンにスルスルっと
入っていく。
また舞台に出現した車は 今度は空中に
浮き上がるのだった。
バックには 新雪の富士山や銀座 そして大阪の
御堂筋などが映りスリルとスピードを
感じさせてくれる。
そしてマジックに使ったトランプを観客に向けて
飛ばしてショーは終了する。絵柄は下の絵に
富士山を合成し周りにMAGIC TENKOUと書かれていた
残念ながら取れず近くの人のを見せてもらったのを
思い出す。
昨年開催された 万博開封展で30年振りに
現物を見ることができて感激した。
私は菅原君と見にいったが 初めてみたマジックと
天功氏のカッコ良さに まさしくシビれてしまった。



引田天功氏の
プロフィール
スマートでカッコ
良かった。
右の映像の天功氏と
左の天功氏がマジックで
夢の競演をするのだ。
電気うなぎの
健康管理は
かなり大変
だったそうだ。
小道具にも
碍子などが
使われている。
ステージの雰囲気が
伝わりますか
コスモスポーツが浮いた瞬間
インフォ・−ションセンターへ
太陽の狩人へ
グッズコーナーへ
マジックイリュージョン
白いスーツが
とっても
お似合いですね